「拘束時間」「労働時間」「時間外労働時間」 「就業時間」「休憩時間」ってどう違うの？

「拘束時間」とは

従業員が会社に出勤してから退社するまでの時間をいいます。

「拘束時間」は、「労働時間」か「休憩時間」のいずれかです。

「労働時間」とは

「労働時間」は「所定労働時間」（会社が決める「就業時間」のこと）と、「時間外労働時間」に分 けられます。それを超える時間は「時間外労働 時間」として「残業」となり、会社は従業員へ残業 代を払います。
労働時間 　

「就業時間」とは

「就業時間」は始業から就業までの休憩時間を含めた時間を言います。 　

「休憩時間」とは

「休憩時間」とは、従業員が仕事の途中に仕 事から離れることができる時間を保障するもので、 労働時間が8時間超ならば60分以上の休憩時間 を与えなければなりません。　
休憩 休日 　

「時間外労働」とは

労働基準法では、労働時間は原則1日8時間、1週40時間までと定められています。この法定労働時間を超えて労働をさせた場合が、労働基準法の（法定）時間外労働です。これが割増賃金の対象になります。
割増賃金 　

就業前に制服に着替える時間は労働時間になる？

Anser

会社からの指示で制服に着替える場合は労働時間です。保護具を付ける時間、帰りに私服に着替える時間も労働時間です。

昼休みの電話当番は労働時間？

Anser

電話当番は労働時間のうちの「手待時間」です。

「手待時間」とは

「手待時間」とは、 会社から指示があればただちに仕事ができる態勢 で待機している状態をいい、この時間は労働時間 です。昼休みの電話当番は「手待時間」であるので、 他に休憩時間を与える必要があります。

使用者の指揮命令下に置かれている時間を言い、コンビニでお客さんを待っている店員やトラックに二人で乗り込んで交代で運転する場合の運転しないほうの労働者が「手待ち時間」にあたります