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『36協定の過半数代表者とは?わかりやすい解説と具体例で学ぶ』

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36協定
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はじめに

 みなさん、こんにちは。はら社労士です。今日は、日本の労働法において非常に重要な「36協定」と、特に「過半数代表者」に焦点を当てた話をしていきたいと思います。このトピックは、労働時間管理において非常に重要なポイントとなります。

 36協定の過半数労働者YouTube

36協定とは

36協定とは、時間外労働や休日労働に関する協定で、法律で定められた通常の労働時間を超えて働く場合に必要となるものです。労働基準法第36条がこの協定の根拠となっており、特に時間外労働に関するルールが定められています。

例えば、A社では、繁忙期には従業員が1日8時間または週に40時間以上働くことがあり、この場合、36協定の締結が必要になります。

 過半数組合がある場合

事業場に労働者の過半数で組織される労働組合がある場合、この組合と協定を結ぶことが法律で求められます。過半数組合とは、すべての労働者(正社員だけでなく、パートやアルバイトも含む)の過半数で構成される労働組合を指します。

 B社には労働者の過半数で組織される労働組合があります。この組合と36協定を結ぶことで、労働者の利益を代表し、時間外労働の条件を交渉できます。

36協定 過半数労働者

労働組合が複数ありいずれも過半数に満たない場合

 労働組合が複数ありいずれも事業場の労働者の人数が労働組合人数の過半数に満たない場合は、下記のパターンと同じで過半数代表者が協定を締結します。

 

過半数労働組合の計算方法

36協定 労働組合の過半数労働者
36協定 労働組合の過半数労働者

  全ての労働者の過半数で組織する組合であることが必要です。正社員だけでなく全ての労働者の関数労働組合である必要があります。

 

過半数組合がない場合の対応

過半数組合が存在しない場合は、労働者の過半数を代表する者と協定を締結する必要があります。この過半数代表者の選出は、全労働者が参加できる民主的な手続きによって行われます。重要なのは、過半数代表者は労働基準法第41条第2号に規定される管理監督者であってはならないという点です。

例えば、C社では、過半数組合が存在しないため、過半数代表者の選出が必要です。例えば、従業員100人のうち、51人以上の同意を得て代表者を選出し、36協定を締結します。

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過半数労働者の計算方法

 計算式のの分母には、全ての労働者が含まれます。この労働者の中には管理監督者も含まれます。

 計算式の分子には管理監督者は含めません。

管理監督者とは

 

  1. 労働条件の決定に関与する: 管理監督者は、給与や労働時間、休暇などの労働条件を決定する立場にあります。これには、社員の勤務スケジュールの決定や給与体系の設計などが含まれます。
  2. 労務管理の責任者: 他の従業員の採用や解雇、昇進、配置転換などの人事決定に関与します。この役割を担うことで、企業の人材管理や組織運営に直接的な影響を及ぼします。
  3. 経営陣との密接な関係: 管理監督者は、企業の経営方針を決定する過程に参加することがあり、経営陣からの信頼を得ていることが多いです。彼らは企業の戦略的な意思決定に影響を与えることができます。
  4. 一般労働者との区別: 通常の労働者とは異なる特別な労働条件を持っています。たとえば、固定の労働時間が設定されていない、独自の報酬体系がある、または特定の労働法規の適用除外を受けているなどの特徴があります。

 管理監督者の位置づけは、労働基準法や労働契約法において、通常の労働者とは異なる取り扱いを受けます。彼らは、労働時間の制限や残業手当の支払いなど、一部の労働法規の適用を受けない場合があります。また、労働組合や36協定などの労働関係のルールにおいても、特別な扱いを受けることが一般的です。

過半数労働者の選出方法 の例

過半数代表者の選出には、以下の方法が一般的です。

  1. 選挙:労働者の間で直接選挙を行い過半数代表者を選出。
  2. 労働者集会:全労働者が参加する集会で代表者を選出。
  3. 指名または推薦:労働者グループまたは個人から代表者を指名または推薦。

など。

おわり

 36協定の適切な締結は、労働者の権利を守り、企業の運営をスムーズにするために非常に重要です。適切な手続きにより労働者の健康と安全を確保し、法的義務を遵守することができます。

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コメント

    オセロに挑戦

       

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