出来高払い制とは、仕事の成果に応じて賃金を支払うという制度です。賃金が不当に低く定められたり、仕事が完成しない場合は賃金が支払われないという弊害があります。

出来高払い制の補償給は、労働した時間を単位として平均賃金の100分の60が一つの目安とされています。

労働者が、労働していない部分については、補償給の支払い義務はありません。

• 歩合制度が採用されている場合は、労働時間に応じて固定給与と合わせて通常の賃金の６割以上の賃金が保障されるように補償給を就業規則等で補償給を定めるものとすること。
• 歩合給制度のうち累進歩合制度は廃止するものとすること。

累進歩合制度とは、階級に分けて階級が上がると歩合給が上がり階級が下がると歩合給が下がる歩合の率に収入等を掛けて歩合給を算定する方法です。

就業規則や労働契約で補償給について定めることが義務づけられています。